残像/
ななひと
した 言語 を 吐き 落とす だろう。
我ら 記憶 を 縫う もの よ。しばらく その 手 を 鼓動 に 載せよ。
明くる 日 も 明くる 日 も 繰り返される 単調 な 目覚め に 触れる 波紋 は
遠からず 沈む。 無垢 を 装う 仮死 が 寄り添い 人々 は 体温 を 忘れる。
記憶 に 影 を 落とす 夜明け 重なり 合う 遠い ぬくもり は 風景 に 混じる。
限りなく 薄れていく 感情 が 意味 の 取れぬ 声 を 残して ゆく。
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