空枕(そらまくら からまくら あきまくら)/
クリ
きみのゆくえに からめとられた
さざなみ さざめく 月日のほとり
残り香染みた 荷物ほどいた
破れた地図を 自分勝手に
つなぎ合わせた でたらめになった
宝の埋まった バッテンの場所
穴があいた とっぽりあいた
きみのゆくえに からめとられた
とどかず とどまる 言葉のむくろ
しびれない 腕枕した 空枕した
きづかれないよう
眠れるよう に
Kuri, Kipple : 2005.09.10
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