黒のピエタ/クリ
いつでも死は視線をはずれた場所に降りる
私がみんなとロゼを開けるとき
ベッドの上で寝返りをうつ夜
いつもあなたは死ぬ
緩慢な終わりは透明
私の中で量れない重さ 軽さ
私は 私が 私の 私に 私を 私と
人間は上手に生きるようには作られていない
悲しみに少しの笑みが混じり
少しの昨日を引きずりながら明日へ進む
そしていつも、あなたは死ぬ
勝ち取らない、予定調和の…
私は
あなたの亡骸を抱きながら
私が
いちばん美しくあるように
私の
居住まいを変えてみる
Kuri, Kipple : 2005.09.08
高校生の頃書いた詩の残骸を復元しました。 ちょっと恥ずかしー
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