夕暮れ/
ki
た
明日も白い決して真っ直ぐではない雲が
ビルを突き抜けて
赤いゆるゆるとした涙が
いつのまにか夕暮れ
人は言う
君に会いたい! なんて、言っていいわけ、
鳥かごのなかの鳥は
未だに夕暮れに埋もれて灰色のゆるゆるとした煙が 焼き鳥の匂い
おまえが飛べるのはいつの日になるだろうね、
あの真直ぐな青へと、
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