白い猫/
りぃ
白いシーツの海にダイブ
陽だまりの温もりに沈みこめる
見上げるのは白い天井じゃなく
眩しい光
夜の声を遠ざけて
朝の音を呼び覚ます
煩い小鳥は食べてしまった
緑の蔦は部屋を飲みこんで
綺麗な花を咲かせた
ひび割れたコンクリートから
響出すのは
気まぐれで自由な
猫の鳴き声だったのかも
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