蜷川実香と僕の微妙な関係/似非写真論/mana
 
「虚実とかそういうのを超えちゃって、んなこと、
    ポンと忘れさせなきゃだめなんだよ。」

篠山 「それで何を見ろって言うの。」

荒木 「純粋に写真を見るんだよ。」 
 
篠山 「そうじゃないじゃないか。
    ここにあるのは単なる陽子さんの死にすぎないよ。
    彼女の死ということの悲しさが直截に伝わってくる
    だけじゃないか。」


荒木 「それが写真なんだよ。」

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当然ながら僕は篠山よりも荒木の写真が好きだ。商業写真という意味での篠山を否定するつもりはない。ただ、僕がアラーキーが好きなだけ。

荒木の
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