君に宛てて/Monk
 
ったけど、涙目になって一緒にそれを食べる君のことが僕は好きだったんだ



ねぇ、君
ラーメン屋の食券機で味玉やチャーシューのトッピング用ボタンは、別に同時押ししなくてもいいんだ



ねぇ、君
君がテレビの占いランキングの勝敗表をこっそりとつけていることを僕は知っていたんだ



ねぇ、君
君が寝言で「うーん、もう出ないよぉ」と言っていたのはいったいどういう夢を見ていたのだろう



ねぇ、君
君が寝言で「今日はちょっと変わった酢豚を作ります」と言っていたのはいったいどういう夢を見ていたのだろう



ねぇ、君
君が寝言で「もう一回、もう一回だけ
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