二人は/midori
 
もしもこの歌がいつまでも
さびしげに灯る蒼い光で
未来のみえない世界に残ればいいな

これからはじまる別々の道のうえで
乗り越えなければならない
かわらぬ形あるもの
この歌が僕の背中おすよ


このまま君と変わらず愛を交じり
笑ってたいけど
出会った頃とは違う はかなささえ
愛しくなるから
真実も嘘も忘れてしまって
握った手もはなせぬまま

街灯に香るあのメロディー
記憶のおくの君を浮かべて
強がりな自分に胸がうずく

君が好きだよなんて
意味のない言葉
もう何も信じられない
雑音に気持ち奪われるよ


二人はどれだけの孤独を背負い
泣き崩れただろう
二人はどれくらい一人の夜に震えてたのだろう
張り詰めた笑顔で傷つけたよね
さよならはまだ言えないよ


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