コンビニ24/F (from send-ence)
にじゅうよじかんえいぎょう
時間という概念を超越した存在であるコンビニで
時間という概念を超越してるわりには似合わない
「時間(ひま)潰し」をしている
現実空間との狭間
自動で開くドアの外には
うんこ座りが似合うお兄さん達がたむろっていて
ビビったわけではないが
誰でもない誰かを待っている雰囲気を漂わせながら
今日発売の少年誌を立ち読む
残念ながらオートロックならぬオートオープンのドアを抜ければ
翌日の暑さや
その暑さ故に噴出す汗や
噴出す汗故にズリ下がる眼鏡が押し寄せてくるのだ
どうしようもなく時間という概念からは逃れられない
このままこの閉空間に
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