改革にまつわるエチュード/
錐
リボルソンは目に見えない
リボルソンは語ってはいけない
リボルソンは語ったら遠くにいってしまう
でも今すぐに捕まえなければならない
誰にもいわずにひとりの夜に
暗い森で
リボルソンのそれでなく
僕の目が光る
僕が捕まえたのはやはり真っ暗な森だった
語ることはなく追い越すように捕まえた
僕はそのときまだ
名前を知らなかった
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