スーダンに響く歌声/kw
 
ジャラビーヤの白
照りつける太陽 光る肌の黒
ウード掻き撫でる指先
広がる琴の音 一面に重厚な肉声

アッサラ・メ・スー
ガンダラ・ダル・スー

農村の倉に
うず高く積まれた白砂糖
出荷先は政略の罠に封じられ
今や子供たちの砂の城

気紛れなブルジョアに
ナイフで切り分けられた大地
西洋の地名を今に残す

生きるために
列強の影を消すために
血が流れ

アッサラ・メ・スー
ガンダラ・ダル・スー

陽気な国民は悲しみを越えて
僕の耳元で唄うんだ

声量を控えただけのデクレッシェンド
アフリカが遠くなる
アラブが遠くなる
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