君は知らない/さき
 
埋まらない心を鉛にする
傷口を君が優しく舐めて
そしてまた固まっていく


重い体はどうしたらいい
吐く息さえも固形であり
時に喉の奥で詰まってる


私が永遠に羊を数えている間
君は安らかに眠ってんだろう


君に会う朝
私は上手く笑えない






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