『詩は求められているか?』/窪ワタル
的には詩を求め、或いは、スタンスの違いこそあるが、自らも表現者として、“表舞台に出てゆこう”という欲求の広がりとして見ることが出来ると、私はおもう。
「スタンスの違い」ということから云えば、例えば“自分はリーディング中心”だとか“現代詩でなくポエムだ”“これからはスポークンワーズだぜ!”だとか云った違いがあるわけだが、そんなことは、それこそ“焼酎が好きかビールが好きか”はたまた“やっぱりワインでなきゃヤダ”“なに言ってんだウイスキーだぜ”というくらいの違いでしかないのである。その程度の違いは、全体の大きな流れから見れば、何ら対立し合うものではない。それどころか、むしろ素晴らしいことではないか
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