角打ち/ノクターン
えっと
昔 酒屋で一杯飲める場所があったんですが
それを『角打ち』って言ってたと思うんだけど
(子供の頃は近所の酒屋もそうだった)
椅子もなくてカウンターで
一杯キュッとやりながら
今日の仕事の事やらお天気やら店主や客と
二言三言話して家に帰る
今でならショットバーか・・・
椅子がないのは
ちょっと一杯の店で
そこで長居して酒に流されるというよりは
ちょっと一杯ひっかけて
仕事の疲れをそこに置いて
明日も頑張るぞとか
家に愚痴を持ち込まないとか
そんな切り替えの場所だったように思う。
誰でも
抱えた荷物を置いたり
宝物を誰かに見せたり
ちょっと 一杯やるように
ちょっと 一言言ってみたり
うん
詩を書く事は
そんな感じなのかなぁって思う
戻る 編 削 Point(2)