反応しました/蒼木りん
お言葉に甘えて
詩なんてもの書いてるのがなんとなく嫌なになって
そのまえに
詩なんてだいそれたもの
書けなくて眺めてるだけで
詩らしいものにも
めぐり合わない
自分の位置確かめて
リアル歩いて
そこは狭くて
金と暇がないから
働くしかなくて
働いてもぜんぜん
金も暇もなくて
ただ眠くて
テレビもつまらなくて
世の中はつまらなくて
子どものクセにでっかくて
顔と口ばっか生意気で
せっかく
夏なんだし
夜明け前に起きて
雑音もないし
誰にも邪魔されずに
羽根のばして
あれは
17年前のことだったな
ナンパでドライブ
夜明かし
やんないナンパもいいもんだな
だって
昨日まで知らないどおし
打ち明け話なんかして
半分嘘だけど
はっきり言って
計算とか数値で表すって
読んだだけでは意味がわかりません
酔っぱらった身体は
気持ちがいい
そのまま夢の中へ
条件が整えば
何時間眠れるか
誰も起きないで
朝は長いほうがいい
働くと
休みたくて
休んでると
働きたくて
飯をつくってくれる人がほしい
戻る 編 削 Point(2)