赤い角/HARD
 
終わらない夜の中を一人の少年が歩いていく
顔につけた 角の生えた仮面
自分の顔を隠したつもり
自分を自分の身を守るつもり

声をかける人 優しく触れる人
みんな
その角の生えた仮面で
突き刺していった

返り血 仮面に何度も
世界は赤黒い
「目が見えない 何も見えない」って叫んでた


不安と疑心の独り歩き


終わらない夜などないんだと少年は気付けない
顔につけた 角の生えた仮面
君は何を守っていたの
君は何を得たというの
自分自身?それは勘違いだ

今日も少年は歩いていく
もしその角が折れたらどうするつもりなの
誰もいない所へ逃げていくの?
今だって逃げてるのに
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