それは不意におとずれた/こしごえ
 
どちらから

わたしの見ている世界は一つではないらしい
多次元的(あくまでも「的」)に
連なった酔った琴線

縁側の夜で
わらう猫
どちらから

白の黒さから
歪んだ笑み
しかしてその実体
止まれない

あら、どちらへ。
ちょいと超新星を見学に。
そう?いびつな嵐には気をつけてね。
命があったらね。その時は、その時さ
(どちらから)

明星(あかぼし)の戯歌(ざれうた)
しかしてそのデジャヴュ
君へ
しびれる中枢
どちら
ちら
ことばなく
瞬く血から
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