空を飛ぶために捨てなければならないもの/いとう
益野大成さん「飛ぶ」に寄せて
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=42285
空を飛ぶ夢を見たことがあると思う。
「飛ぶ」という身体感覚を感じることの不思議さ。
そう。不思議なことなのだそれは。
けれども私たちはそれを知っているのだ。
まず、
片仮名の不思議な語感が浮遊感を与えてくれる。
ぜひ音読してみて欲しい。
風との対話を楽しむことができる。
この片仮名によって、読者も飛ぶことができる。
そしてもちろん、
この作品は浮遊感のみに焦点を当てて満足すべきものではない。
「飛行者」は、何故飛んでいるのか。
そこに
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