せるふぽーとれーと/
−波眠−
心臓からうえの借りものの口角
心臓からしたのモサモサのケダモノ
アンバランスになりたくはないから
小さじ一杯の興奮を背に
何百枚もの可能性を押し続ける
ジッパーのかかった唇
人差し指しか機能しない六畳半
仕留められたアゲハチョウが遺した
素材としての剣の舞
チャンチャラおかしいよ
僕でない僕が睨んだレンズは
今見ぬ君の三日月の笑顔
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