オセロ/
折釘
頸垂れ 刻まれうつくし 野の葉
瞳熟れ 聯花の落ちくし
低く 揺れ 重く
薫り 茎に 円か
おどろ路 店先は
ひとりに 薔薇の
縁に鉢置き ひとつ 騒ぎ
男女の白腋 棘して 秋霧湛える
冷える原 人遠く
瞳凍える 色の片
甘く 鼻に 淡く
永く 嘆く 彩花
戻る
編
削
Point
(1)