片思い−恋文/
蜜
授業中 廊下を二人で歩きたい 「お腹が痛い」ホントは嘘だよ
背を撫でる君の掌 思うほど大きくなくて 愛しく思える
得意気に話す隣に女の子 夢の中では何度も殺した
「優しいね」優しいはずはないのにね だって君だけに好かれたいだけ
出せぬまま増えてゆくだけ 苦しさとためらい傷のような恋文
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