新訳『星の王子さま』レビュー〜倉橋由美子さんの遺作/角田寿星
 
石垣りんさんのことを書かずに倉橋さん、つーのは、詩書きとしてどー
か、とも思えるんですが…。倉橋由美子さんの作品からは、ぼく好みの
何ともいえぬニオイがして、大好きな作家さんでした。

んで、彼女の訳したサン=テグジュペリ『星の王子さま』。
いちおう遺作、ということになっちゃうんでしょうな。

読んだ感想ですが、乾いた文章で、ストーリーは、内藤訳より遥かに筋
を追っていきやすい。ここらあたりは、さすが本職の作家さんつーとこ
ろでしょう。
んで読みながら思い出したのが『かもめのジョナサン』でした。文章や
雰囲気が酷似しているように思われたんだよね。

訳者あとがきを
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