「陽子」さんへ (N哉さんの詩を読んでの感想文)/ベンジャミン
 
陽子の吐露として記されています。さらに期待を裏切らない展開としては、やはり作品中に三つの詩人の言葉が盛り込まれていることです。(またまた抜き出させてもらいます)

 「人生もこの西日同様
  眩しく儚く散る定め
  おまえの涙も可憐に色づく」

 「言葉で殺してはいけない
  言葉を殺してはいけない
  わかるかい
  言葉は生きている」

 「ざあざあ雨が降ってきた
  僕の傘は開かない
  おまえの傘には入れない」

はてさて、この三つの詩人の言葉にも、陽子のセリフが添えられています。「私、泣きました」と、また、( )書きで補足されている陽子のまっすぐな言葉にも胸
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