わたしは、/みい
で
じんわり 血がにじんできては
またかさぶたになって、うんざり
うんざりしていつも電話をかけてくるきみのこと
たまにどうでもよくなるの
すきとうそがまぜまぜの声で
うん、そうだねえと言うと
電波の中へまぜまぜのままなくなっていくよ
そのまま流れに任せてこっそり、きみのことばで泣いて
まぜまぜの上へ涙を落とすと
油のようにまざらなかった
ひとりぼっち
油がぽろぽろと水時計みたいに
下へ下へたまってゆく
かみさま、はやくたまりきってしまいますように。
そしたら
ぽっ とライターをつけて
ごおごおとあったかくしたげるのに
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