浴する/こしごえ
 
ただひとつの
重力を孕(はら)んだ
かたむく裸身
皮フの曲線を
記憶しながら流れていくシャワー
邪(よこしま)をすべりおちる断片の…
純粋
…思欲のふくらむ三つ首
まだ虚ろが逸(そ)れていたころ
吐かれた息は青青と茂り
空を映していった
 消えて。消えて。とけて
だれひとり
滅びる その日を望まず?
ゆられながら引かれてゆく
核へ
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