“かわいい匂い”の正体/大覚アキラ
『かわいい匂い』チアーヌさん
http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=20788
チアーヌさんの『かわいい匂い』という作品には、ふたつの匂いが
登場する。ひとつはタイトルにもなっている“かわいい匂い”。そ
してもうひとつは“わたしの内臓の匂い”。ここでひとつの疑問が
湧き上がる。“かわいい匂い”=“わたしの内臓の匂い”なのだろ
うか。たぶん違う。“わたしの内臓の匂い”は、“今もすこし/す
る”らしいが、“かわいい匂い”とは別のものだ。“かわいい匂い
”とは、一体何だ? そして、なぜ“わたしの内臓の匂い”がこの
詩に登場する必要があるのだ
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