饒舌な六月/
umineko
六月は私を
饒舌にする
こちらにおいでと
手招きする から
とむらわなくてはいけません
あやうく
道路の真ん中に
立っているから自分で怖い
輪郭だけが強くなり
私もいつか
空っぽになる
忘れて
忘れて
忘れ去ったその先に
透明な声を聞く
そこに
いたんだ
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