空に星座を描くように/umineko
最近の自分の作品をざっと読み返してみると
(ああ、これは私信だなあ)って、思う。
それが特定の誰かだったり、特定でない誰かだったり
あるいは過去や未来、さらには
時制を持たない自分だったりするのだが。
これは日記と同義ではないのか?といわれるとちょっと困ってしまうのだが
その現実味や虚構性には実はあまり興味がない。
瞬間の積み重ねであって、たとえば駅のホームまでの階段をどちらの足から
踏み出すのか、ということを論じても仕方がないのだから。
(いつかお会いできたらいいですね)って、私信をいただいたことがある。
こっちは本物の私信。
それは自分にとって最大の褒
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