寓話 雨と嘘で始まった/
クリ
「もしよかったら僕の傘に…」
途方に暮れていた君に掛けた言葉から 始まった
都会の迷路の果てにたどりついた ほの暗い部屋で
君のバッグからはみ出ていた折り畳み傘
僕はそれに気づいてない振りをした
君だって
途中で雨が止んだことに
気づいてない振りをしたでしょう?
Kuri, Kipple : 2005.06.10
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