下から上へ、上から下へ、/
ひだかたけし
大樹の皮を剥いて剥いて
オレンジの色彩輝き出たら
白銀の意識の視界に
透きとほる両手を差し出し
只 おはようと云うのです
うねりにうねり廻る廻る
内なる宇宙の力動と
オレンジの色彩
むしゃむしゃ喰らい味わう
今の意識の私が
深く重なり波打ち包み込む
光の海を起こし身を委ね
只々逢うべき独立な生命
意識の奥処の霊我を呼び
ひたひた伸び来る赤い舌ぬめり
濡れ蕩ける魅惑に足を引っ張られ
未だ下へ下へ固執し離れ難くも
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