まことを届けて、くれや、しないか/秋葉竹
苦しみよりも、悲しげな
いわれを僕は、聴かされて
想わず耳を、防ぎたく
ただかたくなに、拒否をした
僕の口には、鉄の味
みたいな真っ赤な、血が流れ
媚びずに生きる、上等が
いっしょに流れて、ゆきそうで
心に流れる、清流が
緑の香りを、さらさらと
古くて甘い、毒でさえ
綺麗に流して、くれる朝
冷たいシャワーで、心まで
恨みを拭い、流すまで
冷たい風が、吹き荒れる
心はそっと、傷ついて
けれどやさしい、川べりに
小雪舞うよに、今日も舞う
あたたかい目の、儚げな
花の吹雪を、祈りつつ
そっと不思議な、ため息を
僕の心が、吐くときに
ときが止まった、静けさが
鉄の味さえ、消し去ると
だから君には、みぬけない
謎などないと、その嘘で
僕の心を、そっと撫ぜ
まことを届けて、くれや、しないか
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