小説の習作 原稿用紙八頁 #04/田中教平
起きると時計は七時を指していた。本日は水曜で、ゴミ出しは無かった。安堵しつつ、体中が重たかった。窓から外に目をやると雨が降っている。ここでユウスケの鬱っ気
を確信した。一階寝室から出て、二階キッチンに向かう。妻のカナが、朝の情報番組を観ている。フィギュアスケートの話題だ。カナはフィギュアスケートを観る事が大好きだった。
ユウスケは鬱っ気の事をカナに伝えなかった。カナは
「あ、朝食、いる、よね?」
と訊いた。ユウスケは、うん、と首を縦にふった。ユウスケは白米ご飯に納豆のパック、箸、を受けとると、いただきます、と告げて、パックを開けて納豆を練りはじめた。
「わたしも食べようかしら」
「
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