詩人は局外者であるべきである/岡部淳太郎
『世界を理解する手がかりとしての詩』を参照してほしいのだが、僕は詩人が政治的言説に(それが右であろうと左であろうと)流れてそれを無批判に拡散するのにははっきり反対の立場を取っている。
詩人はそうした政治的態度を示すべきではないというのが、昔からの僕の考えだ。それは特に日本の詩人の場合は左翼的傾向を示すことが非常に多く、具体的な主張としては「戦争反対」「改憲反対」「原発反対」「自衛隊反対」といった立場を取ることが多い。繰り返すが、そうした政治的態度や主張に異議を唱えているわけではない。詩を書くという能動的行為を自ら選択したのにも関わらず、詩人でなくても他の誰かが言いうるような当たり前のことを詩人
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