詩人は局外者であるべきである/岡部淳太郎
――または「観察者としてのわが人生」
最近、またしても嫌だなと思うことが目につくようになった。それは二〇二六年二月に行われた衆議院議員選挙で与党の自民党が大勝し、それにかこつけてある野党の元党首が高市早苗首相を批判する投稿をSNS上に行い、詩人たちがそれにが賛同したことである。僕が嫌だなと感じたのはそうした政治的主張の是非にはない。嫌だったのは、詩人がそうした政治的空気に呑みこまれてしまったことそのものの方にある。僕はこれまで散々そうした詩人たちの「政治的態度」に異議を呈してきた。詳しくは僕がオンデマンデで刊行した個人誌「DIRT」や今年これまたオンデマンドで刊行予定の長編評論『世
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