草原/杉原詠二(黒髪)
 
草原を渡って
向こうの畑に行くとき
風が巻き起こって
私を包む

空には雲が浮かんでいる
名もない雲が浮かんでいる

人は名と顔を持っている
誰もが自然に遊び
人と関わった

一度生を受けたなら
人は時間の中に

偉大なれ
かつて草原を駆けた者よ
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