小説の習作 原稿用紙三頁 #02/田中教平
ユウスケは納豆ご飯をかっこむと、茶碗と箸をシンクに下げて一階、書斎に向かった。
出勤まで後一時間ある。ユウスケは小説の続きを書く事にした。シャワーを浴びていて、髪はまだ濡れていた。
コホンと咳が出る。ユウスケがカナと風邪をうつしあいっこしていたのが先週だ。それが原因で事業所には通所できなかった。今日は行ける。手元にマスクがあった。そのマスクを着けてみると、息苦しかった。
ユウスケはマスクをとり、それをゴミ箱に捨てた。
カナは二階で未だ朝食を摂らずにいた。炬燵で温まりつつ横になっている。最近のカナはよく眠っている。寒さのせいだろうか。寒さで縮こまってしまうのだろうかと、ユウス
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