凄いぞ!TOP10「雪子」月乃 猫/室町 礼
が正確
かもしれません。
詩人は権力の匂いには敏感です。
軍国主義、国家主義、排外主義――こうしたものには本能的に
反発する。
しかし、情緒の潮流には驚くほど弱い。
なぜなら詩人は、社会の空気、無意識の動き、時代の感情の揺れ
に対して、一般の人よりもはるかに敏感だから。
敏感であるということは、
時代の情緒に“共鳴しやすい” ということでもある。
だから、詩人は権力には抵抗するが、時代の情緒には巻き込まれ
やすい。その情緒とは、この物語詩のような
●自己犠牲の美化
●家族の神話化
●小さな善への逃避
●服従の美談化
●複雑さへの耐性の低下
これらが軍国主義が好む情緒と重なるのではないでしょうか。
だから、詩人が軍国主義に賛同しているわけではないのに、
軍国化と同じ方向の情緒に共鳴してしまうことが起こりうるので
しょう。ほれ、高市政権の次の次にはこの国にはこのような情緒
が溢れかえるネット投稿板になっていると想像できませんか?
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