悲しみを湛えた風船/秋葉竹
 
らない
初めてのハローなんて
いらない
ただ
この悲しみを
なんとかして欲しいと想うだけだ

なにもかも
棄ててもいい

そして
こころ中の悲しみを
すべて引き受けてくれて風船が
雲ひとつない蒼空の高みへ
はるか
高く
そしてみえなくなる高さまで
昇って
そして消え去ってくれる未来を

明るく
夢みている

ずっと
夢みている








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