咲子?/たま
わせて、雄であったり、雌であったりするの。それでね、日本人って、そんなとこあるでしょ? あたしね、日本の漢字は日本人の性格そのものだとおもうの。ね、リクオさんはどうおもう?」
「ん……まあ、否定できないかもね……」
しばらく様子を見るしかないとおもって、曖昧に処置すると咲子のおもうつぼに嵌まった。
「でしょう? それでね、あたしおもうの。否定できない理由があるとしたら、それは、相手が神さまなんだからって……ね? 日本にはいろんな神さまがいるから、漢字の神さまもいるはずでしょ? そしたらさ、漢和辞典は漢字の神さまの姿になるじゃない。ね?」
「え? え? 神なの?」
「うん」
「雌雄同体
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