凄いぞ!TOP10 「冬のいろ」そらの珊瑚/室町 礼
 

の輪郭が浮き彫りになるよう設計されています。

?心臓を媒介としたパラドックス
詩の後半、構造は物理空間から「精神空間」へと反転する。
    心臓の鼓動がきこえるところは /
    もうひとつの / 心のありか
ここで「身体=物理的な現実」と「心=非物理的な避難所」が、
心臓の鼓動というリズム(音)を境界線として重なり合う。
「あらがってもいい、あらがわなくてもいい」という二律背反
を許容できる場所として内面世界が提示されるという構造になっ
てます。

? 結びの「温度」による裏切り
最後の二行が、この詩の最大の修辞的なポイントです。
    とけてしまうまでの
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