大寒の頃/田中教平
 
帳2級の資格者だった。
 現在、就労継続支援事業所に通い、リハビリを兼ねた社会就労をしているのだが、明日は休日なので、あまり体を洗う事に熱心になれなかった。これが、出勤日前の日となると、やたら熱心に体を洗いあげた。
 熱湯を使って体を洗いあげた後、ユウスケは必ず冷水シャワーを浴びる。健康上、良いという話は、無料動画サイトの動画で知っていたし、何より生きている、という実感があった。
「出たよ、カナちゃん、ああ、夕飯できてるね」
 シャワーから出たユウスケは、炬燵の上に置かれている料理に目を向けて言った。
「お味噌汁がまだだけれど、先に食べてて」
 カナの言葉に、調子を上げたユウスケは、で
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