『冬金魚』すくい/秋葉竹
 


私は、好かれていない



なんだか違う気もするが
私はそう信じてしまっているとして

べつに好かれたいと
ほんのちょっとでも
希んでいるわけでもないのに

きっと、いくらか私の詩のことを
好きなひともいて

そう、
なぜか私の詩を
好きなひとがいてくれて
もしそういうひとがいなければ
絶対書きつづけられなかったなと
わかっているほど
そのひとの存在は大きくて

あ、
まぁ、いいや。
このままいけば
『好き』のはなしに、なりそうやから。

いまは、

好かれてない、のはなし。


でも、好かれる必要なんて
どこに、あるんだ
[次のページ]
戻る   Point(1)