遥か彼方/atsuchan69
 
を投げ、
短く
戯れる

ナンプラーの匂い

アレクサ、
また、
誰かの足臭

香水と
くさやと
豚骨の匂い

汗と、
キムチの色が
空気を濁らせる

笑顔にも
かつて規則があった

縞々パジャマの聖徒たちは
理由を持たず
ただ
愛ゆえに
グランドを周回する

愛ゆえに
ココロは淫らに燃え、
投げキッスは
宙に放たれる

──いま、
瞳は燃えているか?

トーストの耳で
指紋認証を済ませ、
いかなくちゃ
 彼方へ

眠りたい時間を
あと少しだけ
裏切って、
今日もロケットの発射を待つ

わたしの朝が
まだ夢の中にあるように
枕へ
顔を埋めながら





戻る   Point(11)