雪子/月乃 猫
― 大人になったら、
雪になって
母さんのように空を
飛びたい・・・
粉雪が舞う
雪ん子
少女は、眩い銀の髪、
白い肌が愛らしい子になった
期待される
子どもらしさや 無邪気さ
うらやむ
知識や常識と、
価値を測る尺度を、
置き去りにする そんな子で、
ひどく
細い声が
心の琴線に触れ
悲しみか 孤独かそれを、
思い出させる
めぐり合う
煩わしい者に 心を許さず、
虫や動物や鳥たちとの会話をたのしんでいる
不思議
暑さに弱く、
寒さを愛した
触るものを 凍らせる特技は、
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