青色の言葉/杉原詠二(黒髪)
 
言葉の意味が
空の青色に染まる
思わずぼうっとしてしまう
冬の季節の
風が吹き込む
午後の部屋の机の前で――

様々な人の思いを含んで
世界は回り続ける
小さな不幸に耐えられても
大きな不幸が人々の身を削る

光が風を裏切らなかった日に
私は私の過去を裏切ってみようと思う
軒先のつららから
水滴がぽとりぽとりと落ちる
変化は
音の中に含まれる――
冷たいことが嬉しい

何が悪かったの――
何かは悪かった
分からないことはいつか分かるから
今は風に吹かれて――

青い風は空を示す
空は相変わらず青くて澄んでいる――
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