冬の高速道路/秋葉竹
振り返るといつもあの人が
寂しげに笑っていた気がする
わがままが服着て歩いてるみたいな
そんなメイクアップであの人を疲れさせたの
かもしれへん。
今となってはなにもかも遅いのだけれど
サイテーだなとは想うわたしのこと
わかっていたはずなのに
なにも変えられなくて
ふつうでありたかったんは、ホンマや。
ふつうがいちばん難しいんだけれど
アキちゃん
て呼ばれてたけど
アキ
って呼んでって無理強いした
かっこいい恋人になりたかった?
じぶんがかっこよくないから
成れるわけないのに
じぶんがはらだたしい
じぶんじしんに怒りマックスだ
そんなことないよって
あの人なら云ってくれるって
わかってるけど
わかっているからダメなんだって。
それもわかってるんや。
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