LGBTIQの詩人たちの英詩翻譯 しょの66/田中宏輔2
妹たちは地下室を見つけたんだけど、
ぼくはその彫像にしっかと抱きついて、その足元の松かさをもぎ取ったんだ。
ぼくたちは家から走って逃げたよ、
砂浜につづく道を駆け下りてったよ。
これが、父さんのいない、ぼくたちの新しい生活だったのさ。
ぼくたちは、どうやって母さんを、ぼくたちのお尻のポケットのなかに
入れておくか学んだし、どうやって母さんの身体をしっかと
ぼくたちの小さな指に絡みつけるかを学んだ。
ぼくたちは、寝るまえにベッドのそばでお祈りするためにひざまずくのをやめて、
ぼくたちの畏怖の念や想像力を満足させることにしたんだ。
海が荒れに荒れてさ、その音がす
[次のページ]
戻る 編 削 Point(13)