あのこのいる風景/秋葉竹
 

意味も
気持ちも
ないけれども

あのこを
信じているいまの
わたしのこの心は
まるでたとえば
神さまさえ信じられなかったわたしが
唯一信じることのできる
愛だ

夢だ

だから
いつかは
苦しみを忘れ果ててしまえるかもしれない


そして
孤りきり
夜空をみあげている

雪の夢が
さらりさらりと
降る空はけれど
さきほどとは違い

いつか
明るく明ける朝になるまえの

夜なのだと
信じることができるようには
なった

いつか
というのが

いつのことなのかは
ほんと云うとわたしなんかには
わからないのだけれども

いつか
明けるということだけは

あのこ

おかげで

信じることはできるのだ

あんなテキトーに語った
黄金の心を
一途なバカみたいに
信じてくれた
あのこ

おかげだ
ほんとうに

ほんとうにほんとうに




ありがとう









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