土曜日のまま/唐草フウ
この爪も足も、目も
年が明けたというのに
冬の呼気も感じるのに
まだあの日に囚われている
一年前は雪だったよ
今年も寒風は強かったよ
こたつも古いのはステッカーを貼って出したよ
あなたの知っているものや人は消えていく
それでもわたしは土曜日の朝が来ると
あの日を思い出して動けない
そして夕暮れになると
なぜかホッとしたような気持ちで
手を握って走ったバイパスから
見なれた景色と、受け取ったシマエナガのぬいぐるみ、、
ああ、またうるんだ鏡から垂れている
わたしは泣いているのだろうか
また土曜日が来る
視野の外で星が流れ続けた
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