また来てね、がさいごだったんだ/涙(ルイ)
なかった
帰りにいとこの旦那さんが駅まで車で送ってくれたけれども
さすがに旦那さんも、伯父嫁の態度には違和感をおぼえているみたいだった
旦那さんがまともな感覚を持ってる方でよかった、と
心の中で少しだけ安堵していた
叔母が亡くなって、あれから30年
もしも今もまだ叔母が生きていたら、何か違ったんだろうか?
いやそれでもきっと
運命とやらには抗えやしないのだろうな
余談だが、叔母がその前の年の暮れに手術することになり
その日の手術がはじまるちょうど同じ時間に
仕事中だった私は急に悪寒と吐き気に襲われ
急性肝炎に
叔母はその日、結局手術が出来なかったらしいのだが
誰に話しても笑われるだけで、あまり信用してもらえないけれども
なんとなく繋がっていたんじゃないか
だから最期のさいごに、叔母は私の名前を呼んでいたのではないか?
そんなことを、ふとした拍子に考えたりもしてしまったり
また来てね
それが最期の
別れのコトバ
最期の
別れのコトバ
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